お披露目上映会での声

2016年11月26日、日比谷コンベンションホールでおこなわれた『チャルカ』お披露目上映会のアンケートから、お客様の感想をピックアップしてご紹介します。

・ 前作の「福島 六ケ所」と同じく、子供、孫の世代につながる未来を感じさせる結末はよかった。(60代男性)

・ チャルカの意味がはっきり分かってよかった。ガンジーに十分共感している島田監督だと思います。(60代男性)

・ 一つの問題に焦点を絞ったため、とても説得力のある作品になったと思います。(60代男性)

・ 原発推進派や学校現場で意見の偏りを心配する教師の皆様にも、安心して上映会出来るように仕上がっていると思います。(50代夫婦)

・ 原発・核廃棄物の処理について、様々な立場からの考えが示され、わかりやすく、また考えさせられる内容でした。(70代女性)

・ 改めて、私たちが行き場のない大量のゴミ、しかも何十万年もその危険性がなくならないゴミを抱えていることに、思いを深くしました。日本、フィンランド、フランスと各国の状況が描かれていたのもよかったです。特に、フィンランドの地下施設の場面は勉強になりましたし、小泉さんの発想、15万年後の人類にコミュニケーションする方法、掘り起こさせない方法のないことの指摘には、目からウロコでした。ただ、エネルギー需給率がたいへん低く、エネルギーは輸入に依頼している日本社会の現状の中で、自給をモチーフにガンジーの言葉をメインにもってくるのは、少し違和感を覚えました。(40代女性)

・ 日本列島にはフィンランドのオンカロ並みの地下施設を造ることは出来ないことがわかった。しかし、これまでの「核のゴミ」をどう処理すべきなのか、考えれば考えるほどわからなくなってしまった。(40代男性)

・ 人間の文明はどうあるべきかを問い直す内容だと、心から思いました。近代化とは何か、宿痾ともいうべきものをえぐりだすこと、子供たちの育ってゆく過程で、この映画の内容を理解していくことが必要ではないかと思いました。(70代男性)

・ 「最終処分をどうするのか」一人一人が考え、関心を寄せ続けなくてはならないと思った。誰が悪いとか、なんでも反対とか、そういう対立を超えて、皆が「正直」に学び合い、あやまちを認め合い、次の一歩を進めなければ、平和な未来はえがけない。人間だけの視点でなく、もっとこの世界を共有している動植物に対しても、絶対に目をそむけてはならない問題だと思います。(30代女性)

・ 核のゴミ問題も真正面から取り組んでいるのが伝わってきます。特にフィンランドのオンカロの取材は素晴らしいものです。あれ程迄厳重に核廃棄物を保管しなければ安全が確保できないということです。ならばこの地震国日本で核のゴミを保管する安全な場所はどこにもないということではないでしょうか。原発再稼働の禁止、再生可能エネルギーの普及とこれからの仕事が山のようにあることがひしひしと伝わってきた素晴らしいドキュメント映画でした。フランス、北海道と活躍していられる方々の自然体の姿も素晴らしかったです。(70代女性)

・ 核のゴミが処分できないことがよくわかりました。我々人間が生き方を再考しない限り、この核の問題は解決できないと思慮します。映画としては少し長く感じました。(特に外国の事例の部分)あと、全体に少し情緒的に流れた感もありました。

・ 知らないことがたくさんあって、勉強になりました。ていねいな長期にわたる取材と制作の方々のご苦労に脱帽します。未来の子どもたちのために何をしなくてはいけないか、考えなくてはいけないことについて、胸に刺さりました。(50代女性)

・ 島田監督のまっすぐな信念が映像にあらわれており、感動しました。(60代女性)

・ 大事なとても重い問題に焦点を当てていて、うれしいです。わかりやすい構成になっていて紹介をしたいと思います。今回2作目ですが、これからもこのテーマを追っていって欲しいと思います。(50代女性)

・ 賛成派の人々や、大嫌いだけど小泉純一郎さんの主張も含め、登場するすべての人の考えがクリアに伝えられていて大変よかったです。(40代男性)

・ 海外撮影の場面含め、示唆に富んだドキュメントになった。オンカロは特によかった。(80代男性)

・ 静かな映像ですが、とても完成度の高い作品です。残り少ない時間の中で自分が何をすればよいのか考えたいと思います。たくさんの人たちに観てもらいたいです。(70代男性)

・ ガンジーの言葉から始まり終わったシーン、音楽もとても良かったです。(50代女性)

・ 感動しました。国内、海外と丁寧に取材されていて説得力もあり、反対賛成意見もあり良かったです。(70代女性)

・ 前の映画も今回もすごく体当たりで作っている感じですね。すごいと思います。フィンランドの核のゴミの穴へ入ったり、本当に体を張って作ったんですね。前回の福島に入ったのもそうですが、ドキュメンタリー映画を作る姿勢の基本なのかだと思います。住民への説明会(ギフ?)などの様子?をもう少し聞きたかったと思いました。(住民の意見がシビアで興味深い)(60代女性)

・ 北海道などの豊かな大地のすぐそばで、原発の問題をずっと抱えている風景は、知っている人は少ないと思う。もっと伝えてほしい。(50代女性)

・ 猫や豚が出てくる場面がとてもいい。多様性、循環の実践。具体的な形。(60代男性)

・ 幌延の久世さんのお言葉がとても響きました。ご家族の姿、豊かな自然がとても素晴らしかったです。(60代女性)

・ これからの生き方に大変参考になりました素晴らしい映画でした。主に出演されていました北海道の久世さんの生き方、考え方に同感です。真の生き方と感じています。(60代女性)

・ いろんな所で、いろんな人が、いろんなことを行うことによって世界が変わるという久世さんのことば、漠然と考えていたことを的確に教えていただいたように思います。(60代女性)

・ 保養の話も取り上げており、よかったです。(50代女性)

・ ぼくは実さいに、自きゅうの村にいって、ほようしてきました。とてもよいえいがでした。(11才男性)

・ 北海道のシーンが心に残ります。久世さんの「自給」の言葉が印象的でした。(40代女性)

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