このたび、ようやく映画「チャルカ」の完成披露上映会を、みなさまにお知らせできる運びとなりました。前作「福島 六ケ所 未来への伝言」に引き続き、映画制作をさまざまな面でご支援、ご協力をして下さってきたみなさまに、まずはお礼と感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
「核のゴミ」の問題は、青森県六ケ所村に12年間暮らし長く関わってきた私にとって、いつか取り組みたいと思っていたテーマです。しかし、単にゴミの問題を告発したいわけではありません。人類が後始末もできないものを産み出してしまった社会の有り様、一人一人の生き方をあらためて見直すきっかけとなれればとの想いで制作してきました。ガンジーが提唱し、インド独立運動のシンボルとなった「チャルカ」(手紡ぎ糸車)をタイトルにつけたのも、こうした想いがあるからです。
この映画が、新しい未来の創造に少しでもお役に立てましたなら幸いです。どうか忌憚のないご意見、ご感想をお寄せください。そして、この映画をまわりの方々にも広めていただければありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
島田 恵