★監督日記★土井和巳さんインタビュー

2017年3月30日、地質学者で、かつて動力炉・核燃料事業団(動燃、現・日本原子力研究開発機構)の主任研究員だった土井和巳さんを訪ねました。
稚内から沖縄までウラン鉱床探しで歩き回った土井さん。廃棄物処分の仕事に携わるようになって、次第に疑問を持ち始めたといいます。嘘をつかざるを得ない場面もあり、退職してやれやれと思ったそうです。

その土井さんが、日本は古く安定した岩石が少なく、しかも地下水の多い日本では、高レベル放射性廃棄物の地層処分は無理だ!と断言します。
理科年表の世界の地震分布図を見て唖然としてしまいました。
地震が起こった地点を赤い点で表しているのですが、日本はまるで塗りつぶされたように真っ赤です。一方、撮影に行ったフィンランドのオンカロは真っ白です。
土井さんは、高レベル放射性廃棄物は使用済み核燃料のまま、原発の敷地内で保管するしかないだろうと言っていました。

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