8月1~2日は、北海道豊富町で「ほろのべ核のゴミを考える全国交流会」があり、取材・撮影に行ってきました。隣接する幌延町は高レベル放射性廃棄物の地下処分を研究する日本原子力研究開発機構の「深地層研究所」があります。現段階では研究のみで実際の放射性廃棄物が持ち込まれてはいませんが、周辺住民の方々にはなし崩し的にここが核のゴミの最終処分場になってしまうのではないか、という懸念が消え去りません。交流会は酪農家の久世薫嗣さんたちの核廃棄物誘致に反対する道北連絡協議会が毎年開催し、今年は原子力資料情報室の澤井正子さんによる地層処分の講演がありました。その後道内始め全国からの参加者たちが一夜を共にしながらこの問題について語り合いました。雄大なサロベツ原野の海を隔てた正面には美しい利尻富士が臨めます。ダイナミックな自然が感動的なこの地で生きるいのちと核はやはり共存できません。