★監督日記★2018年3月~4月

 残暑お見舞い申し上げます。日本列島、酷暑と災害が相次いだ今年の夏ですが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。西日本大豪雨災害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。
「チャルカ」は昨年いくつかの劇場公開を経て、今年も引き続き全国で自主上映会を開催していただいています。監督日記ではその一部しか載せられず残念ですが、地道に各地へ広げていただき、九州へも初上陸いたしました。
 この原稿を書いている時点(2018.8.28)で稼働中の原発は6基。さらに再稼働される原発が見込まれます。原発が動けばそれだけ始末の追えない核のゴミが増えていきます。なんとしてもこの国の原子力政策を変えていかなければならないと、強く思うこの夏です。

                              監督 島田恵

2018年3月9日 北海道旭川上映会
 旭川平和運動フォーラムの方々が、3.11関連イベントの一つとして、チャルカの主役ともいえる豊富町の久世重嗣さんのお話とともに、映画を上映してくれた。2年前の3月11日にも、久世さんのお話と一緒に私の前作品「福島 六ヶ所 未来への伝言」を上映して下さっている。私も呼んでいただき会場へ。金曜日の夜にもかかわらず、地元組合の方々を中心に100人以上の方が集まってくださった。
 久世さんとお会いするのは、昨年7月豊富町での上映会以来、8カ月ぶり。体調も良好で元気そうなお姿に再会でき本当に嬉しかった。変わらずに高レベル放射性廃棄物の反対運動や福島の子供たちの保養等の活動に忙しそう。「動いている方が調子いいんだよね~」ますます活躍していただかなきゃ。

2018年4月15日 福岡上映会
 福岡の市民グループ「今を生きる会」の方々が上映会とトークを企画してくれた。なんと九州初上映!ありがたいです。お隣の佐賀県には玄海原発があり、3月に3号機が再稼働したばかり。(6月には4号基も再稼働開始)福岡市の隣の糸島市は自然が美しく、近年移住者に人気で環境問題への意識も高い地域。福岡周辺から130人もの方々が映画を観に来てくれました。若い世代の方も多い。
 私が六ケ所村にいた頃からの、古い知り合いの方々とも何十年ぶりかで再会できたのも、とても嬉しかった。何十年たっても変わらず活躍していらっしゃるんだなぁ~と力をもらいました。原発は廃炉も含めるととても長い期間、何世代にもわたって引き継いでいかなければならない課題。本当に少しでも現世代ができることをしていかなければ~!!

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