雪の幌延

DSC_0282   北海道新聞島田記事

写真左:今年で30周年になる反対集会「幌延デー」で、先頭をデモした隣接豊富町酪農家のトラクター

写真右:幌延デー撮影の様子を伝える島田の北海道新聞記事

11月23日は30回目を迎えた「幌延デ―北海道集会」が幌延町であった。30年前の1985年11月23日、当時の動燃(現日本原子力研究開発機構)が建設のためのボーリング調査を強行した日だ。「北海道に核のゴミを持ち込ませないぞ」を合言葉に、毎年北海道平和運動フォーラムが主催している。この日は北海道内外から約1200名が参加した。

私はその数日前から隣接の豊富町で長らく反対運動をされている久世薫嗣さん一家を撮影させいただいていた。酪農家の久世さん一家は、牛が食べる草からこだわり、放牧で健康的に育てた牛たちから搾乳する栄養たっぷりな牛乳を使って、チーズやジェラードを作り、店舗の工房レティエで販売している。牛の飼育は息子さん、チーズ、ジェラード作りは二人の娘さんたちだ。その土地で生きていく術があれば、こういうもの(幌延の核廃棄物研究施設)なんていらないと、北海道の中でもとりわけ自然が残されてきた道北の地で、豊かな自然と家族や仲間たちと生活の根を張ってきた。幌延問題に反対する人々の拠点となっている。

その久世さん一家が作るチーズやジェラード。添加物を一切入れない本当の自然の味。これを食べたいがために次の撮影はいつにするかな~とさっそく考える私であった。(通販もされています。工房レティエで検索してください)

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